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Joy Division、Talk TalkとAutechreを足したようなエモーティブでユニークなサウンドを持つ英国モダン・ロック・バンド、フードの通算5thアルバム。今作の革新性とポップ性は、フードのエレクトロニカの利用（または乱用？）にある。何曲かには、アバンギャルドなラップ・クルーとして知られているアンティコンとクラウデッドのドース・ワンとホワイ？が参加。彼らの狂気に満ちたラップ・フロウは、フードの実験性を更に引き出しており、他のトラックには、フードを影響してきた斬新なイノヴェイターたちのサウンドの面影もちらほら。ディスコ・インフェルノ、バーク・サイコシスだけではなく、トーク・トーク、ドゥルッティ・コラム、ジョン・マーティン、PIL、MBVなど、イギリスのポップ・ミュージック史にアンチな姿勢をもったバンドたちばかりだ。ジャンルの壁を破壊するアダムス兄弟、本作がまさに未来のクラシックになるのかも。