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エレクトロ・ヒップホップの草分けとして、またヒップホップ史に名を残す3大DJ（アフリカ・バンバータ、グランドマスター・フラッシュ、DJ クール・ハーク)のひとりである。もとはブラック・スペイズなるギャング集団のメンバーであった彼だが、後にDJへの道にシフトを変更。63年に公開された映画『ズールー』に刺激を受け“バンバータ”と名乗るばかりか、クルーとしての活動も名義を“ズールー・ネイション”としている。本格的な活動となったのは、ダンス・ミュージック界でその名を馳せる「Tommy Boy」と契約した82年頃からであり、後に殿堂入りを果たすあの“プラネット・ロック”をその年に誕生させている。この曲は、まさにエレクトロ街道まっしぐらな作品クラフトワークの“ヨーロッパ特急”がネタであることは言うまでもない。その後数々の12インチ・シングルをリリースし、86年には待望と言える「Planet Rock The Album」のフルアルバムを制作したが既に廃盤となっている。なのでバンバータの偉業を集約したアルバムの中ではこのアルバムが最も解りやすい内容としてオススメだ。「ケンカは暴力でなく、ダンスとラップで勝負しろ！」これもバンバータです！