＜商品の情報＞
これはなつかし印の映画ではない。元気印の映画である。

芦原すなおの直木賞受賞をもとに、大林宣彦監督が四国・香川県の観音寺市でオール・ロケを敢行。ロック少年たちの音楽と友情と恋に傾けた情熱を、等身大でヴィヴィッドに映像化した青春音楽映画。

ベンチャーズをはじめ、アニマルズ、ビーチボーイズから橋幸夫まで…60'sポップス&ロックのヒット曲の数々と、手持ちスーパー16ミリキャメラに自然光を多用したドキュメンタリー・タッチのリアリティである映像を、編集作業を自らも手掛ける大林監督ならではのスピード感とテクニックでコラージュ。人生で一番熱くて切ない3年間の高校生活の息吹を、ライブ感あふれる映像で情感たっぷりに描いている。

1992年10月31日公開(東映配給)

＜あらすじ＞
デンデケデケデケ…ある昼下がり、うたた寝をしていたら、突然ラジオから流れてきた雷のようなエレキサウンド。驚いて飛び起きた藤原竹良こと"ちっくん"は、エレクトリック・リベレーションすなわち電気的啓示を得たのだ! これを境にちっくんは、すっかりエレキの魅力にとりつかれ、気分はいつも"デンデケ"状態に…。