デビュー・アルバム発表後に全英2位のRIDE A WIITE SWAN、全英1位のHOT LOVEと立て続けにシングルをヒット・チャートに送り込み、満を辞してフライ・レコードから発表された2枚目スタジオ・アルバム(邦題は「電気の武者」)です。プロデューサーには前作に引き続きトニー・ヴィスコンティを起用、全英1位、全米32位の大ヒットを記録しました。邦題と黒と黄を基調としたヒプノシスによるアルバム・カヴァーがとてつもなく格好いいです。マーク・ボラン(Vo,G)の才能が開花したグラム・ロックの先駆けとも称されている作品であり、単調なコード進行ながら不思議な魅力を放つ1.MAMBO SUN、ジョン・レノンを彷彿させる2.COSMIC DANCER、ボランのシャウトがイカした全英2位の3.JEEPSTER、元KING CRIMSONのイアン・マクドナルド(Sax)と後にYESに加入するリック・ウェイクマン(Key)が参加した全英1位、全米10位のバンド史上最大のヒット曲6.GET IT ON(米国タイトルはBANG A GONG)、美しい小バラード8.GIRL、ブギー・サウンドが心地良い9.THE MOTIVATOR、ラップの走りとも言われた11.RIP OFF等、ROCK史に残る名盤です。