米国はボストン出身のメロディアス・ハード・ロック・バンドが所属レコード会社であったインフィニティ・レコードの倒産によりエレクトラ・レコードに移籍して発表したセカンド・アルバム(邦題は「果てしなき冒険」)です。前作に引き続きQUEEN等を手掛けたマイク・ストーンがプロデュースを担当しました。前作ほどのヒットには恵まれませんでしたが、収録された楽曲の完成度の高さは前作に匹敵するかそれ以上です。のっけから哀愁を湛えたメロディが飛び出す1.HONEY MONEY、天を突き抜けるかのようなキーボード・サウンドが素晴らしい個人的フェイバリット曲ま2.LIVIN' IN THE EIGHTIES、アコースティック・ギター中心のほのぼのとした美メロの3.CONVERSATIONまでの3曲の流れは完璧。極上のコーラス・ワークが聴ける4.IT'S NEVER TOO LATE、レーベル・メイトであるQUEENの路線を狙ったといわれる7分近い長尺なタイトル曲5.EXPLORER SUITE、ギターのハーモニーがメロディアスな9.SEARCHIN'、スペーシーでドラマティックな6分半近い長さの10.HOPEも良し。メロディ派にはお薦めの名盤です。