米国女性シンガーによる’98年にマーベリック・レコードとワーナー・ブラザース・レコードから発表された7枚目スタジオ・アルバムです。プロデュースはマドンナ自身とアンビエント界で著名なウィリアム・オービット、マリウス・デ・フリース、そして何と3rd「TRUE BLUE」以来となるパトリック・レナードが担当。全英1位、全米2位を記録し、全世界で1600万枚を売り上げたほか、グラミー賞の最優秀ポップ・アルバム賞を受賞するという大成功を収めました。エレクトロニカをポップ・ミュージックに導入した作品としても知られています。いきなりダウン・テンポのバラード1.DROWNED WORLD/SUBSTITUTE FOR LOVEで幕を開けるという意表を突いた展開ですが、アラニス・モリセットの様な2.SWIM、エレクトロ・ビートが心地良い5.SKIN、テクノ・サウンドを導入した6.NOTHING REALLY MATTERS、哀愁漂う7.SKY FITS HEAVEN、サンスクリット語で歌うジャングル・ビートの8.SHANTI / ASHTANGI、ストリングスを導入した全米2位を記録の芸術的なバラード9.FROZEN、全米11位を記録のエレクトロニカ・バラード10.THE POWER OF GOOD-BYE等の好曲を収録。終盤はやや大人しい印象を受けるものの、全世界的には彼女のアーティストとしての評価を更に高めることに成功した作品です。全米5位を記録したダンサンブルなテクノ・トランス調の3.RAY OF LIGHTにおけるハイ・ピッチな歌唱が素晴らしく、個人的にはフェイバリットです。