米国カリフォルニア州ロサンゼルスにて結成されたカリスマ的ハード・ロック・バンドによるゲフィン・レコードから発表された衝撃的デビュー・アルバムです。プロデューサーにはTRIUMPHやSURVIVOR等を手掛けたマイク・クリンクを起用、全米1位を記録し、全世界で2800万枚以上を売り上げたモンスター・アルバムであります。ロボットが女性を強姦する様が描かれたオリジナルのアルバム・カヴァーが物議を醸したため、メンバーを模した頭蓋骨をあしらった十字架を描いたものに差し替えられました。メンバーはW・アクセル・ローズ(Vo)、スラッシュ(G)、イジー・ストラドリン(G)、ダフ・マッケイガン(B)、スティーヴン・アドラー(Dr)の5人。ロック、メタル、パンク、グラム等を咀嚼したスリージーなサウンドと退廃的で危険な香りを漂わせるバンドの存在感は唯一無二で、当時「七色の歌声を持つ男」とも称されたアクセルの高低を使い分けた歌唱とスラッシュのレスポールによる図太いギター・サウンドが大きな特徴です。ディレイのかかったギター・イントロが有名な全米7位の1.WELCOME TO THE JUNGLE、コーラス・ハーモニが美しい全米5位の壮大なロック・アンセム6.PARADISE CITY、イントロのギターのアルペジオが美しい全米1位の9.SWEET CHILD O' MINEを収録。ディープな歌唱とベース・イントロが格好いい2.IT'S SO EASY、カウベルがご機嫌な3.NIGHTRAIN、ギター・リフが格好いい4.OUT TA GET ME、ジャングル・ビートの様なリズムの5.MR.BROWNSTONE、ハードボイルドなイントロの7.MY MICHELLE、サビでのアコースティック・ギターのアルペジオが印象的な8.THINK ABOUT YOU、パンキッシュでハイ・テンションな10.YOU'RE CRAZY、ダウン・リフが格好いい11.ANYTHING GOES、グルーヴ感のある12.ROCKET QUEENも良し。70年代にはSEX PISTLESが、90年代にはNIRVANAが登場したように、80年代を代表するロック・バンドは間違いなく彼らであり、本作はそれを象徴する大名盤です。