L.A.METALの代表的バンドであったDOKKENが悲劇的な空中分解を遂げた後、リーダーであったドン・ドッケン(Vo)が、元WATCHTOWERのビリー・ホワイト(G)、元EUROPEのジョン・ノーラム(G)、元ACCEPTのピーター・バルテス(B)、元KING DIAMONDのミッキー・ディー(Dr)という豪華メンバーをバックに従え、自身の名を冠に据えてゲフィン・レコードから発表された唯一作で、全米50位を記録しました。欧州出身メンバーが多数を占めているせいかウェットでヨーロピアンなムードが漂う作品であり、ドンのソフトな歌唱ともマッチしています。中でも1.CRASH'N BURNはギター・ソロも秀逸なスリリングかつメロディアスな名曲です。叙情的でメロディアスな2.1000 MILES AWAYも好曲。ドンのロング・トーンが見事な5.LIVING A LIEやアグレッシブな11.THE HUNGERも良しです。6.WHEN LOVE FINDS A FOOLでは元DEEP PURPLE等のグレン・ヒューズ(Vo)が、パワー・バラードの9.STAYでは元BLUE MURDER等のトニー・フランクリンがゲスト参加。