ACCEPT二度目の解散後、元ACCEPTのウド・ダークシュナイダーを中心に再結成を果たしたジャーマン・ヘヴィ・メタル・バンドによる前作「TIMEBOMB」から6年振りとなるガン・レコードから発表された5枚目スタジオ・アルバムです。メンバーはウド・ダークシュナイダー(Vo)、元ACCEPTのドラマーでギタリストに転向したステファン・カウフマン(G)、元ACCEPTのステファン・シュヴァルツマン(Dr)、ユルゲン・グラフ(G)、フィッティ・ヴィーンホルト(B)の5人。プロデュースはカウフマンとウドが担当しています。当時、元ACCEPTのウルフ・ホフマン(G)やピーター・バルテス(B)が音楽界からの引退を表明していたため、ウドが音楽活動を継続してくれたことは古参ファンにとってはせめてもの救いでしたが、作曲面でのコンポーザー不在を痛感させるやや厳しい内容の作品となってしまいました。フックの効いたギター・リフを有する疾走感を伴う正統派ヘヴィ・メタル曲の2.TWO FACED WOMANを始め、重厚なギター・リフの5.DEVIL'S DICE、ヘヴィなドラミングを聴かせる7.PREACHERS OF THE NIGHT、メランコリックな11.THE HEALER等は決して悪くはないのですが、過去作には遠く及びません。