＜商品の情報＞
リアル・ギャングスタなジャケに一歩引いてはみたものの、蓋を開ければ超豪華なユニットで結成されていたグレイヴディガズ。メンツはウータン・クランの総裁The RZAことプリンス・ラキームと、デ・ラ・ソウルの生みの親、プリンス・ポール、さらにプリンス・ポールと同じStetsasonic時代からの親友フルートクワン、そしてトゥー・ポエティックのポエティックが集うスーパー・ユニットだ。結成された意図はもろに単純で、彼ら4人は過去にあの「Tommy Boy」レコードと繋がっていた面々であり、皆「Tommy Boy」と確執を持っている。そこであまりの怒りを抑えきれず、思わず集結してディスりまくった事をきっかけに94年このアルバムをリリース。さらにダーク感溢れるサウンド・ワーク（たぶんThe RZAが基本ベースであろう）があまりにもディープでドープな展開であったため、瞬く間にNYコア・ユーザーの殿堂入りもは果たすことに。死体発掘人、葬儀屋、門番、死神のコンセプトで仕事をこなすこの作品は、ホラー・コアの代表アルバムとして今だ重宝される傑作盤。