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Stetsasonicが切り開いた新たな可能性を求め、DJなし、サンプリングなしの生バンドとして結成されたThe Roots。彼らは高校時代からの親友であり87年に結成。初期メンバーはブラック・ソウトことTaliq Trotter、ブラザーことAhmir Thompson、そしてマリク・Bにハブがオリジナルである。彼らはヨーロッパ公演をきっかけに「ゲフィン」を通し94年にEP盤『From The Ground Up』でデビューを飾ることとなっているが、実は前年の93年にはほぼフルアルバムである『Organix』をリリースしているのだ。さて、本題に戻りますが、このアルバムは94年に制作されたメジャー進出第一弾のフルアルバムである。フィリー・サウンドのそよ風にのり、生ならではのリアルな質感でとらえた素晴らしきヒップホップの名盤です。